ミュージカルに挑戦!学びフェス2018

学びのフェス2018に参加

表現したいという思いは、子供であっても大人であっても、誰にでもあるだろう。でも、その思いを自然に出すことは難しいし、いろいろな常識だとか、親や周りにいる人たちへの遠慮だとかで、つい躊躇してしまう。そうしているうちに、表現したいという思いさえ、いつしか心のタンスの奥の方へしまってしまう。

それがひなたなほこの手にかかると、不思議なことに、いともあっさりタンスの引き出しを開いて、手も、口も、体も、心も動いてしまう。

8月22日に、毎日新聞社グループが主催する「学びのフェス2018」に、ひなたなほこが招かれ、子供たちに「ミュージカルに挑戦!きみもひなた号のクルーになろう!」と題した表現教育の授業を終日かけて行った。

「学びのフェス」は、小学生を対象にした企業や団体の出前授業を集めた夏の一大イベントで、今年は37の企業や団体が参加。定員を大幅に超えた応募があったため、今回は抽選で選ばれた親子1800名が会場である科学技術館に来場、大賑わいとなった。

ひなたなほこは、初参加。ひなた号の冒険の冒頭を飾る「NOMAP」の曲を題材に、子供たちにミュージカルの体験をしてもらう40分のワークショップを全5回にわたって実施。注目を集めた。

安心感から生まれるモチベーション

こうしなさいとは決して言わないし、変なおだて方もしない。笑いをとって盛りあげることもやらない。ひなたなほこは、ただひたすら子供たちに安心感を与えるのである。「自分を出しても、大丈夫だよ」。言葉ではなく、自分の態度で、全身を使った表現で。

例えば、授業の前半にある発声練習。歌唱指導の先生(10/27のひなた号の冒険にも出演するアサコさん)の掛け声に合わせて、子供達は「あ、い、う、え、お」と順番に発声していく。その間、ひなたなほこは何をしているかといえば、前方の端にいて、同じように発声しているだけである。

ただ、その様子はただごとではない。「あ」といえば、カバのように口を開けるし、「え」といえばカラスがびっくりしたような顔で発声する。それでも足りなければ、手を広げ、足を広げ、全身を動かす。これに最初は皆ギョッとするが、そのうち子供たちも負けまいと口を開け、体をねじり、手を広げていく。表現したい気持ちが、どんどん盛り上がるのだ。

あの姿を見ると安心するのである。そうか、あんなことをやっても良いのかと。きっとここなら、自分の気持ちを受け止めてくれるだろうと。本気で安心し、堰き止められていた気持ちが溢れてくる。

後半は、いよいよミュージカルに挑戦。「ひなた号の冒険」の冒頭を飾る「NOMAP」という歌を一緒に歌い踊り、最後にキメのポーズをとる。このキメのポーズは、グループで話し合って、それぞれのポーズを各自が考えなくてはならない。初めて聞いた歌と、初めて会った人たちと、やったこともない歌や踊り、そしてポーズまで自分で決めなくてはならない。ちょっと考えたら、固まってしまいそうな内容だ。

この間、ひなたなほこが何をやっているかといえば、誰よりこのプロセスを楽しんでいるだけである。言葉で言うでもなく、語るでもなく、ただひたすら一緒になって楽しむ。共感する。だから、見ていると安心する。シンプルに楽しめばいいんだと。

そうして知らず知らずに、ひなたワールドに染まっていくと、最後の発表時のキメのポーズがすごくカッコよく決まる。こんな短い間でできたとは思えないくらいに。

写真:最後のキメのポーズ。3分間以上の曲を歌い、踊った最後に決める。

安心できる環境を作る

私たちは、学校や、職場や、研修所などで、個性を大事にせよと説かれ、創造的であれと言われるけれど、ひなたなほこの表現教育をみていると、本当に大切なのは、「大丈夫だよ」と本気で安心させてくれる環境なのではないかと思う。

個性はそもそも人に備わっているし、自己表現したい気持ちは誰にでもある。創造的に考えるにはちょっと軌道を外れることも必要。だから、そんな気持ちを受け入れてくれる環境があると、安心して表現することができる。環境といっても、社会全体を変えるとか、そんな大げさなものではない。誰か、親であったり、先生であったり、友人でもいい、本気で「大丈夫」って言ってくれる人がいれば、私たちは変われるような気がする。

ひなたなほこの表現教育のノウハウは、昨年から開講している「ひなたアクターズスクール」で、いかんなく発揮されている。そのパンフレットには、こう書いてある。

ひなたアクターズスクールは、ただの芸能スクールではありません。多様性に富んだ世の中を生き抜く力を身につけるスクールです。演技、ダンス、ボーカル、モデル、アクション、英会話・・・多くのカリキュラムを通して、人と作り上げる喜びを得て、切磋琢磨し、芸術の力で心を磨き、成長します。

表現教育の重要性は、これから益々グローバル化する社会でどんどん高まるだろう。すでに多くの企業や教育機関からも、相談を受けているという。

写真:ひなたアクターズスクールのメンバーたち。初出演の芝居の後の記念撮影。

最後に、参加してくださった親から頂いたアンケートのメッセージをご紹介して締めくくりたい。

内気で内弁慶な娘が「楽しかった…」と言ってくれました。部屋に入ることもできず、「やだ、やりたくない…恥ずかしい」と言っていましたが、ひなたさんが引っ張ってくれて、おずおずながらも参加でき、最後はポーズも決めてくれました。「この時間は、ひなた船長を信じて付いてきて!」素晴らしい言葉の力ですね。自分を信じ、仲間を信じて、挑戦する気持ちを育んでもらいたいと心から思います。ひなたさん、ありがとうございました。

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