稽古場レポートであった「ひなた号航海(準備)日誌」も正式に本番を迎え「ひなた号航海日誌 出航編」となりました。
今回が最後。
昨日のギャラリーで紹介できなかった写真を交えてご紹介します。
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2021年8月28日。
長かった稽古期間を経てついに「ひなた号」出航の日を迎えました。
客席に着きステージを見ると、小道具や生演奏用の楽器が置かれています。
見慣れているはずなのにそこにあるだけでいつもと違う存在感があるから不思議です。
間もなく静かに明かりが消え、ステージには小さな光が浮かび、物語が始まりました。
稽古場では分からなかった照明の効果を実感します。
物語が進み、ひなた号の冒険がどんどん進んでいきます。笑ったり、リズムに乗ったり、考えたり。気付けば私もクルーの一員になった気分。
稽古場では戸惑ったあのダンスも、迷ったり悩んだりしたあの芝居も、あの顔もこの顔も、今は物語の中を登場人物として生きています。みんな笑顔でみんな素敵。
物語も終盤を迎え感動的なシーン。
ふと客席に目を向けると、前のめりにステージを見つめるチビッ子や、目頭を押さえている方など、会場全体がひなた号の世界に引き込まれていました。
こうして無事に出航したひなた号。
ここから先の冒険は、私たち一人一人の心の中で続いて行くのです。
どんな雨でも必ず晴れる!
ひなた号の出発です!
文:野坂 みさ子
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ひなた号航海(準備)日誌を担当して頂いたのは、ライターの野坂 みさ子さん。
メンバーとは、地元である葛飾区の葛飾演劇祭で出会いました。
毎度、稽古場に通い詰め、本当に素敵な文章を紡いで頂きました。
いよいよ、更新は本日が最終日です。